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《総合科目 教養科目》

科目名
社会学入門
担当者名
藤田 博文
授業方法 講義 単位 2 単位 時間 15 時間
必・選 選択 開講年次 1年 開講期 後期
《ナンバリング・履修条件・履修制限》
なし
《履修が望ましい科目》
なし
《テキスト (教科書)》
テキストについては使用しない。授業内容ごとに「レジュメ」と「資料集」を配付する。
《参考書・参考資料等》
参考文献については講義において適宜紹介する。
《テーマ》
社会学固有の〈ものの見方〉とは何か
《講義概要》
 「社会学は社会学者の数だけ存在する」と皮肉交じりに言われるほど、社会学の対象領域と方法論は多様である。そこで本講義「社会学入門」では、社会学が取り扱う様々なテーマを考察することを通じて、社会学固有の〈ものの見方〉とはいかなるものかについて明らかにする。さらに「社会」を担う「人間主体」が、社会学的な思考において、どのように捉えられているのかについても理解を深めていく。
《到達目標》
1)「社会秩序はいかにして可能か」という社会学の中心的課題を理解できる。
2)社会学的な観点から、社会現象を認識する力(「社会問題」を見つける力)を身につけることができる。
3)社会学が「人間主体」をどのように掴もうとしているのかについて理解を深めることができる。
《授業方法》
アクティブラーニング活用
授業内容ごとに配付する「レジュメ」と「資料集」に基づいて講義を進めていきます。
《履修上の注意点》
《卒業認定・学位授与の方針との関連性》 関連性 5(高い)― 1(低い)
(1)基礎的学力
5
(2)専門性
3
(3)社会性
5
(4)社会における実践力
4
《評価方法》
平常点
30%
毎回行う授業内レポートの提出による。
小テスト
0%
レポート
0%
定期試験
70%
その他
0%
レポートを課す場合もあるため、その際にはレポートの評価を考慮する。
《課題等へのフィードバック》
毎回提出する授業内レポートにおいて、授業にとって生産的な内容(授業内容の理解、疑問・質問など)に対して、次回以降の授業でフィードバックする。
《オフィスアワー連絡方法》
授業後の教室にて。
《担当教員の実務経験》
《備考》
受講生の状況を考慮して、授業計画における各週の内容を変更したり、授業計画の順序を変更する場合がある。
《準備学習》
授業内容 準備学習(予習・復習)、課題等 準備学習時間
1
オリエンテーション――授業の目的と進め方/社会学の紹介
諸科学のなかでの社会学の位置づけと、社会学内における専門分野について理解する
180分
2
18-19世紀ヨーロッパ社会と社会学の誕生(1)産業革命
いかなる時代的な要請のなかで、社会学が誕生したのかについて理解する
180分
3
18-19世紀ヨーロッパ社会と社会学の誕生(2)市民革命
同上
180分
4
18-19世紀ヨーロッパ社会と社会学の誕生(3)産業都市の人口集中と市民社会の出現
同上
180分
5
社会学の中心的主題――「ホッブズ問題」
社会学の中心的主題を理解する
180分
6
社会学の諸概念(1)「社会化」と社会的存在としての人間
社会学における重要な概念を理解する
180分
7
社会学の諸概念(2)「社会規範」と「権力」
同上
180分
8
ジェンダー(1)性の多様性
社会学的な観点から「性」を理解する
180分
9
ジェンダー(2)性の管理(統制)
同上
180分
10
ジェンダー(3)フェミニズムの歴史と性別役割分業
同上
180分
11
「社会society」とは何か(1)翻訳語としての「社会」
「社会」という語に含まれている思想を理解する
180分
12
「社会society」とは何か(2)「世間」との関係で
同上
180分
13
アイデンティティ(1)「社会的自己」の形成
社会学的な観点から「自己」を理解する
180分
14
アイデンティティ(2)「コンフリクト」
同上
180分
15
まとめ――社会学が発するメッセージ
社会学固有の〈ものの見方〉を理解する
180分