科目名 |
現代社会事情
|
||||
---|---|---|---|---|---|
担当者名 |
吉村 恵
|
||||
授業方法 | 講義 | 単位 | 2 単位 | 時間 | 15 時間 |
必・選 | 選択 | 開講年次 | 1年 | 開講期 | 前期 |
《ナンバリング・履修条件・履修制限》 |
---|
なし
|
《履修が望ましい科目》 |
なし
|
《テキスト (教科書)》 |
なし(毎回、レジュメを配布する)
|
《参考書・参考資料等》 |
講義のなかで、適宜、提示する。
|
《テーマ》 |
家族・労働・コミュニティ ー自立と多様性を尊重する社会形成ー
|
《講義概要》 |
この授業では、「自立と多様性を尊重する社会形成」をキーワードに、日本における家族、労働、コミュニティなどの領域で社会問題化しているざまざまな問題を具体的にとりあげる。毎回、テーマごとに実態を分析するとともに、問題の原因や対策について、分析を行っていく。また、テーマによっては、国内外の新しい動向や制度等を紹介し、新たな制度やライフスタイルを考える素材とする。
|
《到達目標》 |
先入観や偏見、狭い経験主義から脱して、社会、人間、制度や組織、文化の在り方を客観的、科学的に把握する力を身につける。社会の動向に幅広くアンテナをはり、自ら積極的に情報収集しながら、諸問題に対する独自の理解力、分析力、問題解決のための洞察力や行動の指針を培う。
|
《授業方法》 |
アクティブラーニング活用 |
|
《履修上の注意点》 |
新聞や社会、経済系の専門誌を積極的に読み、様々な見解や主張の違いに注目してほしい。
|
《卒業認定・学位授与の方針との関連性》 関連性 5(高い)― 1(低い) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(1)基礎的学力 |
4
|
||||||||
(2)専門性 |
1
|
||||||||
(3)社会性 |
5
|
||||||||
(4)社会における実践力 |
3
|
||||||||
《評価方法》 | |||||||||
平常点
|
60%
|
授業態度、感想文、出席状況など
|
|||||||
小テスト
|
0%
|
|
|||||||
レポート
|
40%
|
学期末のレポート、自己アピール文
|
|||||||
定期試験
|
0%
|
|
|||||||
その他
|
0%
|
|
|||||||
受講態度や感想文、出席状況などから、総合的に平常点を出す。学期末レポートでは、各自に社会問題の記事をを選んでもらい、理解力や分析力などをみる。
|
《課題等へのフィードバック》 |
---|
感想文のなかの質問やいくつかの意見については、次回の授業冒頭で答える。自己アピール文については、コメントを添えて、授業期間内で返却する。
|
《オフィスアワー連絡方法》 |
授業終了後に教室で質問等を受け付ける。雑談を交えたディスカッションも歓迎する。
|
《担当教員の実務経験》 |
社団法人やNPOの研究所での調査・コンサルタント業務
|
《備考》 |
なし
|
《準備学習》 | |||
---|---|---|---|
週 | 授業内容 | 準備学習(予習・復習)、課題等 | 準備学習時間 |
1 |
社会科学入門ー授業の進め方・学び方ー |
授業のイメージをつくり、受講の方法、自学自習の仕方を理解する。 新聞や雑誌記事を読み、社会、政治、経済分野で何が問題になっているかを把握する。 |
180分 |
2 |
就活と自己アピールーエントリーシートの書き方を中心にー |
自己分析を行う。自分のアピールできる点を、過去の経験やエピソードと併せて具体的に記述する。 自分の仕事の適性を探る。 これからもとめられる資質や就活の進み方についての基本的なイメージを持つ。 |
180分 |
3 |
自己アピール文を書いてみる |
企業や職種ごとに、自己アピール文を2種類以上書いてみる。 興味のある企業のホームページをなるべく多く見て、仕事のイメージ、求められる人材のイメージを持つ。 |
180分 |
4 |
正規雇用と過労死問題Ⅰ -日本的経営と長時間労働ー |
長時間労働と日本的経営の関係、ジェンダーとの関係を把握できたかどうかを確認する。参考文献を手がかりに、関連文献や記事を読む。 |
180分 |
5 |
正規雇用と過労死問題Ⅱ -雇用の変化と過労死を防ぐ対策ー |
雇用の変化を把握する。過労死防止の対策はどうあるべきかを考える。働き方改革の法律の改正と実態を調べてみる。 参考文献を手がかりに、関連文献や記事を読む。 |
180分 |
6 |
非正規雇用とワーキングプア問題 |
ジェンダーと非正規問題の関係が把握できたかをふり返る。正規と非正規雇用の待遇格差をめぐる法改正がどう進んでいるかを調べる。関連文献や記事を読む。 |
180分 |
7 |
オランダとデンマークの雇用改革と 日本のワークライフバランスの取組み |
オランダ的雇用改革、デンマーク的雇用改革とはどのようなものであったかを整理し、日本はどのようなことを学べるかを考える。 日本において、積極的にワークライフバランス実施の取組みをしている事例を調べてみる。 |
180分 |
8 |
子育てを考える ー育児不安・育児ストレスと母子密着ー |
育児において、なぜ、性別役割分業の見直しが必要かをもう一度考えてみる。 関連文献、記事を読む。 |
180分 |
9 |
社会で子どもを育てる |
育児の社会的支援がなぜ必要かをもう一度考え、今後必要な施策はどのようなものかを考えてみる。 フランスやデンマークなどの子育て支援について調べてみる。 |
180分 |
10 |
生殖医療・特別養子縁組 |
生殖医療の問題点を把握する。生殖医療をめぐる新しい動きを調べる。関連文献、記事を読む。 |
180分 |
11 |
セクシュアル・マイノリティと人権 |
セクシュアル・マイノリティとはどういうことかを理解し、日本の課題を考える。関連文献や記事を読む。 |
180分 |
12 |
新しい働き方Ⅰー日本の社会起業家 |
授業で取り上げた以外の社会起業家について調べてみる。 独自のビジネスアイデアを考えてみる。 |
180分 |
13 |
新しい働き方Ⅱ-アメリカの社会起業家ー |
世界の社会起業家の事例を調べてみる。 独自のビジネスアイデアを経営計画書にしてみる。 |
180分 |
14 |
新しい住まいと暮らし方-コレクティブハウス・コーポラティブハウス- |
コレクティブハウスとコーポラティブハウスはなぜ現代に適しているのか、様々な層を想定して考える。事例を集める。 |
180分 |
15 |
自分らしく老いる ー介護地獄をなくすためにー |
家族の変化と家族介護の問題点をふまえて、新しい支援のあり方を提案する。 関連文献、記事を読む。 |
180分 |