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《専門教育科目 会計系科目》

科目名
管理会計論
担当者名
謝 江龍
授業方法 講義 単位 2 単位 時間 15 時間
必・選 選択 開講年次 2年 開講期 後期
《ナンバリング・履修条件・履修制限》
日商簿記検定3級程度を理解していることが望ましい。
《履修が望ましい科目》
《テキスト (教科書)》
毎回レジメを配布します。
テキスト:浅田孝・頼誠・鈴木研一・中川優・ 佐々木郁子『管理会計・入門(第4版)-戦略経営のためのマネジリアル・アカウンティング-』(有斐閣,2017年)
《参考書・参考資料等》
参考書:國部 克彦 ・大西 靖 ・東田 明『1からの管理会計』(碩学舎,2020年)
《テーマ》
管理会計に関する基礎的知識と各種の管理会計手法について理解する。
《講義概要》
管理会計は、社長から部課長レベル、そして現場の第一線で活躍する従業員まで、企業「内部」の人々に情報を提供するための会計です。企業内部の人々は、さまざまな経営上の問題を解決するために管理会計情報を利用します。この講義では、来年の販売目標を何個にするのか、新たな工場を建設すべきかといった、「意思決定」の問題を解決するための管理会計を学習します。また、意思決定された事項を実現するため、企業内のさまざまな組織の目標を設定し、業績を評価することによって、人々がその目標を達成するよう動機づける「コントロール」のための管理会計も学習します。
《到達目標》
1. 基礎的な管理会計理論及び原価理論を正確に理解した上で、現実の経営実態を認識し、問題点を認識できる。
2. 管理会計理論及び原価理論を弾力的に駆使し、経営実態における問題の存在及び解決の方向を見出すことができる。
《授業方法》
アクティブラーニング活用
講義は教科書を使用し進めていくので、講義内容をよく理解できるためには教科書を使って事前予習が必要となります(毎回の所有時間は60分以上)。
また、管理会計に関する知識を深めるため、授業で配布した資料などを通して復習を各自で必ず行ってください(毎回の所有時間は60分以上)。
《履修上の注意点》
1. 講義は教科書を使用し進めていくので、毎回必ず持ってくること。
2. 講義は履修者の理解を第一に優先し、適宜進捗速度を変化させ対応します。
《卒業認定・学位授与の方針との関連性》 関連性 5(高い)― 1(低い)
(1)基礎的学力
5
(2)専門性
3
(3)社会性
4
(4)社会における実践力
5
《評価方法》
平常点
0%
小テスト
0%
レポート
40%
2回
定期試験
60%
2回
その他
0%
履修者が少ない場合には、レポートの代わりに1人1回ずつプレゼンテーションを行ってもらう場合もあります。
《課題等へのフィードバック》
適時に提示します。
《オフィスアワー連絡方法》
koryu@people.kobe-u.ac.jp
《担当教員の実務経験》
《備考》
《準備学習》
授業内容 準備学習(予習・復習)、課題等 準備学習時間
1
管理会計のフレームワーク
本講義に関するイントロダクションを行います。また、管理会計の役割に関して学習します。なお、授業の進め方や成績評価に関する説明を行うので、この講義の履修を希望する学生は必ず出席して下さい。
180分
2
原価計算とコスト情報
原価計算の意義・目的、また実際原価計算と標準原価計算について学習します。
180分
3
意思決定とコスト情報
臨時的目的である経営意思決定のための原価情報の提供に関して学習します。
180分
4
ABCとABM
原価計算・原価低減の技法として活動基準原価計算と活動基準原価管理について学習します。
180分
5
全社戦略のための管理会計
戦略の分類や全社戦略と管理会計の関係について学習します。
180分
6
戦略的投資計画のための管理会計
設備投資とキャッシュフロー情報や不確実性の問題と資本配分の問題などについて学習します。
180分
7
事業戦略のための管理会計
事業戦略の測定と分析技法としてのSWOT分析について学習します。
180分
8
中間テスト
これまでの7回の内容を対象とする。
180分
9
中間利益計画とBSC
経営戦略の計画測定プロセスとその1手法であるBSCに関して学習します。
180分
10
短期利益計画
短期利益計画の意義とCVP分析の基礎について学習します。
180分
11
予算管理
組織目的を達成するための予算の役割と予算編成などについて学習します。
180分
12
事業部制とカンパニー制のための管理会計
組織の形態と分権組織における管理会計上の問題について学習します。
180分
13
生産管理会計
効率的な生産活動を支える原価管理システムについて学習します。
180分
14
マーケティングのための管理会計
マーケティング意思決定と会計情報について学習します。
180分
15
総合演習問題と質疑応答
1~14までの内容について、その理解度を確認します。
180分