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《専門教育科目 会計系科目》

科目名
中級簿記Ⅰ
担当者名
伏見 康子 、 船橋 充
授業方法 講義 単位 2 単位 時間 15 時間
必・選 選択必修 開講年次 1年 開講期 後期
《ナンバリング・履修条件・履修制限》
「初級簿記」「簿記特講Ⅰ」を単位修得し、「簿記特講Ⅱ」を履修していること。
または、日商簿記3級レベルの知識をもっていること(日商簿記3級を持ってない人は、11月に受験すること)。
「会計学入門」を同時履修すること。
《履修が望ましい科目》
会計学入門、経営学総論、工業簿記
《テキスト (教科書)》
滝澤ななみ著『みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記 第9版』TAC出版
《参考書・参考資料等》
資格の大原 簿記講座『日商簿記2級課程 商業簿記 問題集』大原出版
渡部裕亘・片山覚・北村敬子『検定簿記講義 2級商業簿記』中央経済社
同上『検定簿記ワークブック 2級商業簿記』中央経済社
《テーマ》
株式会社を前提とした中級商業簿記の基本的取引と財務諸表の作成
《講義概要》
 本講義では、日商簿記検定試験2級(商業簿記)の個別論点について、主要なテーマを学習します。複雑な事業活動を行う株式会社を前提とした商品売買、代金決済、固定資産、引当金の計上、税金、有価証券の売買といった一般的な取引に関する簿記処理について学習します。初級簿記で学んだ、簿記システム全体のしくみを理解しておくことが重要です。
 講義では、企業活動のどの内容を対象にするのかを確認したうえで、会計処理の考え方を説明します。他の経営学分野や経済学分野で学んだ知識と関連付けて考えることが、皆さんの深い理解につながります。パターンを覚えるのではなく、取引と仕訳の意義や計算構造をしっかりと理解することを重視します。
 本科目に加えて「工業簿記」「原価計算論」「中級簿記Ⅱ」を履修することによって、日商簿記検定2級の範囲全体を学習することができます
《到達目標》
①さまざまな企業活動の意義を理解し、それらの取引の仕訳ができること。
②決算手続きを理解し、株式会社の財務諸表が作成できること。
③複数の会計処理方法の違いを理解し、その結果、財務諸表の数値にどんな影響があるかを判断できること。
《授業方法》
アクティブラーニング活用
テキストに沿って、取引の内容や仕訳の考え方を説明したうえで、練習問題に取り組んでもらいます。
毎回、小テストを行います。簿記は記帳技術です。技術を身につけるためには、訓練が重要です。簿記の技術を身につけるためには、自分自身の手と頭をしっかりと働かせて主体的に取り組む姿勢が必要です。
受講生同士で互いに教え合うことも知識の定着につながるので、ペア学習の時間も取り入れます。
《履修上の注意点》
①遅刻・欠席をしないこと。②電卓を持参すること。③復習および練習問題を必ずすること。
《卒業認定・学位授与の方針との関連性》 関連性 5(高い)― 1(低い)
(1)基礎的学力
4
(2)専門性
5
(3)社会性
3
(4)社会における実践力
5
《評価方法》
平常点
20%
小テスト
20%
レポート
0%
定期試験
60%
その他
0%
上記の評価基準に従って、総合的に評価します。
《課題等へのフィードバック》
小テストは授業中に解答・解説を行います。
《オフィスアワー連絡方法》
学内掲示を参照ください。
《担当教員の実務経験》
《備考》
受講生の学習状況に応じて、授業計画、授業内容を変更する場合があります。
日商簿記2級合格のためには、テキストや問題集に加えて模擬問題集などで総合問題に取り組むことが重要です。
《準備学習》
授業内容 準備学習(予習・復習)、課題等 準備学習時間
1
実力テスト(3級問題)
復習:テキストの二度読みと練習問題に取り組むこと。
日商簿記2級受験予定の人は、問題集にも取り組むこと。
180分
2
株式の発行と合併の処理
同 上
180分
3
剰余金の処分、税金
同 上
180分
4
商品売買①:商品売買に関する記帳方法
同 上
180分
5
商品売買②:売上原価の算定と期末商品の評価
同 上
180分
6
手形と電子記録債権・債務
同 上
180分
7
預金残高の不一致と銀行勘定調整表の作成
同 上
180分
8
固定資産取引①
:有形固定資産(割賦購入、圧縮記帳)、減価償却
同 上
180分
9
固定資産取引②
:建設仮勘定、除却と廃棄、買換えなど
同 上
180分
10
リース取引
同 上
180分
11
有価証券①:購入と売却、公社債の端数利息
同 上
180分
12
有価証券②:期末評価
同 上
180分
13
引当金:貸倒引当金(個別評価と一括評価)、その他の引当金
同 上
180分
14
収益・費用、研究開発費と無形固定資産
同 上
180分
15
精算表と財務諸表
総復習
180分