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《専門教育科目 編入関係科目》

科目名
経済講読Ⅱ
担当者名
濵口 喜広
授業方法 講義 単位 2 単位 時間 15 時間
必・選 選択 開講年次 2年 開講期 前期
《ナンバリング・履修条件・履修制限》
四年制大学への編入希望者と公務員試験の受験希望者
《履修が望ましい科目》
基礎数学I、基礎数学II、ミクロ経済学、マクロ経済学、経済購読I
《テキスト (教科書)》
テキストは使用しない。配布資料に基づいて、講義を行う。
《参考書・参考資料等》
シリーズ新エコノミクス マクロ経済学入門【第3版】二神 孝一/著 日本評論社 2017年 定価2420円
ISBN 978-4-535-04124-0 ※マクロ経済学の基礎知識に不安がある場合に、参照するとよい。
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 マクロ経済学 資格試験研究会/著 実務教育出版 2017年 定価1980円
ISBN 978-4-788-94884-6 ※配布資料は、この参考文献に依拠しているが、購入の必要はない。
《テーマ》
演習を通じたマクロ経済学に関する基礎理論の修得:
<第一章:国民所得の決定>
<第二章:乗数理論>
<第三章:総需要・総供給分析>
<第四章:経済成長理論>
<第五章:GDP統計と産業連関表>
《講義概要》
この講義では、標準的な四年制大学で扱われるマクロ経済学の内容を基にして、担当教員による要点解説と受講生による問題演習を通じて、公務員試験や編入試験に対応できる専門性を修得することを目指す。講義で扱われる練習問題のレベルは、市役所~地方上級・国税専門官レベルであり、グラフ問題や計算問題が数多く含まれる。本講義と1年次に履修した「マクロ経済学」を十分に理解することで、公務員試験への対応はもちろんのこと、編入先の大学において中級レベルのマクロ経済学を理解できる基礎学力が身に付くことだろう。
《到達目標》
本講義の到達目標は、講義で指定された演習問題を自分の力で解答できるようになることである。この演習能力を修得することで、受講生は、公務員試験や編入試験に対応できる専門性を身に付けることが可能となる。
《授業方法》
アクティブラーニング活用
担当教員による解説と講義用スライドを参照しながら、配布された講義用プリントの空欄部分に適切な語句を記入すると共に、指定された演習問題にも解答する。受講生の理解を深めるために、適時、担当教員と受講生による質疑応答と指名回答が行われ、演習問題の解法解説もなされる。加えて、講義の復習とまとめとして、ミニッツペーパーを記入する時間が設けられる。なお、アクティブラーニングとして、質疑応答・指名回答・ミニッツペーパーが活用されている。
《履修上の注意点》
講義内容を深く理解するには、講義内容の予復習に加えて練習問題を自分の力で解くという地道な努力が必要であるる。
この講義には、グラフや数式を用いた解説や練習問題が含まれるので、難解だと感じる受講生がいることだろう。そうした受講生には、より丁寧な解説を行うので、講義の後やオフィスアワーを活用して、担当教員へ積極的に質問を行うこと。
本講義の受講前にマクロ経済学を受講していると、マクロ経済学の理解が更に深まることだろう。
《卒業認定・学位授与の方針との関連性》 関連性 5(高い)― 1(低い)
(1)基礎的学力
5
(2)専門性
5
(3)社会性
3
(4)社会における実践力
3
《評価方法》
平常点
20%
毎回の講義終了時に提出するミニッツペーパー
小テスト
0%
レポート
0%
定期試験
80%
持込不可の中間試験(30%)と期末試験(50%)
その他
0%
ミニッツペーパーとは、受講生の理解を促すために課される双方向型ミニレポートである。受講生は、講義中に、講義のポイント・疑問点・質問等を記入して提出し、担当教員がコメントをつけて受講生に返却する。こうすることで、担当教員は受講生の理解度を確認しながら講義を進めることが可能となり、受講生は講義内容をより理解しやすくなる。
《課題等へのフィードバック》
ミニッツペーパーは、コメントをつけて返却する。
中間試験と期末試験は、希望者に対して、返却する。
《オフィスアワー連絡方法》
Office hours:火曜日10:40-12:10、水曜日12:10-13:00
※上記以外の時間に関しては、研究室に在室中であり対応可能であれば、随時、対応する。
※確実な対応を希望する場合、Eメール等を通じて、事前にアポイントメントを取って下さい。
《担当教員の実務経験》
なし
《備考》
講義用資料を配布するので、A4サイズのクリアファイルも持参すること。
キーワード:三面等価の原則、GDPデフレーター、経済成長モデル、フィッシャー方程式、クラウディングアウト効果、
      フィッシャー効果、経常収支、IS-LM分析、名目賃金の下方硬直性、効率賃金理論、赤字国債、等。
《準備学習》
授業内容 準備学習(予習・復習)、課題等 準備学習時間
1
<第一章:国民所得の決定>
ガイダンス、
45線分析
―財市場と国民所得―
事前学習として、マクロ経済学のテキストを読み返しておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返して、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
2
IS曲線
―財市場の均衡と利子率―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
3
LM曲線
―貨幣市場と国民所得―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
4
IS-LM分析
―財市場と貨幣市場の均衡―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
5
消費関数、
投資関数
―消費と投資のメカニズム―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
6
貨幣理論
―貨幣の定義と貨幣数量説―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
7
<第二章:乗数理論>
乗数理論の基本、
IS-LM分析の演習
―IS-LM分析の解析的把握―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
8
中間試験
―解答と解説―
事前学習として、配布資料を読み返し、講義で指定された専門用語を自分の言葉で説明できるようにすると共に、講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、中間試験で出題された問題を解答できるようにすること。
発展学習として、理解が不足している箇所を、復習すること。
180分
9
<第三章:総需要・総供給分析>
総需要曲線と総供給曲線
―財市場・貨幣市場・労働市場の均衡と物価―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
10
AD-AS分析
―古典派モデルとケインズモデルの比較―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
11
フィリップス曲線と自然失業率仮説
―物価と賃金の関係とは―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
12
インフレ需要曲線とインフレ供給曲線
―インフレ率を通じたAD-AS分析―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
13
<第四章:経済成長理論>
ハロッド=ドーマーの成長理論
―不安定性定理とは何か―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
14
新古典派の成長理論
―新古典派の黄金律とは―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分
15
<第五章:GDP統計と産業連関表>
GDP統計
―いかにして経済を測るのか―
事前学習として、前回の講義で指定された演習問題を解答できるようにしておくこと。
自宅学習として、配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。
発展学習として、講義で指定された演習問題を、解答できるようにすること。
180分