科目名 |
マクロ経済学
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担当者名 |
濵口 喜広
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授業方法 | 講義 | 単位 | 2 単位 | 時間 | 15 時間 |
必・選 | 選択 | 開講年次 | 1年 | 開講期 | 後期 |
《ナンバリング・履修条件・履修制限》 |
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なし
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《履修が望ましい科目》 |
基礎数学I、基礎数学II、ミクロ経済学
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《テキスト (教科書)》 |
シリーズ新エコノミクス マクロ経済学入門【第3版】二神 孝一/著 日本評論社 2017年 定価2420円
ISBN 978-4-535-04124-0 ※必要に応じ、配布資料でテキストの内容を補足する。 |
《参考書・参考資料等》 |
経済学ベーシックゼミナール 西村 和雄・八木 尚志/著 実務教育出版 2008年 定価3080円 ISBN 978-4-788-94938-6
経済学ゼミナール上級編 西村 和雄・友田 康信/著 実務教育出版 2015年 定価3520円 ISBN 978-4-788-94727-6 ※問題演習を通じて、講義内容を復習したい場合に活用すると良い。 |
《テーマ》 |
マクロ経済学に関する基礎理論と政策分析:
<第一部:マクロ経済学が果たす役割とは> <第二部:経済はどのように成長するのか> <第三部:貨幣は何故インフレを生むのか> <第四部:為替レートとは何か> <第五部:経済変動・失業・財政赤字> |
《講義概要》 |
マクロ経済学とは、インフレーション・経済成長・財政赤字・失業など、国全体の経済活動を左右する経済変数に焦点を当てながら、経済メカニズムを解明し、その学術的知見に依拠して、インフレの抑制・経済成長の促進・財政赤字の縮小・失業率の低下などと言った政策目標を実現するマクロ経済政策を提言する学問である。この講義では、標準的な四年制大学で提供される入門レベルのマクロ経済学が扱われ、その体系的な講義内容が、中級レベルのマクロ経済学を理解する上で必要とされる専門性を育むことだろう。
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《到達目標》 |
本講義の到達目標は、講義で扱われた専門用語を自分の言葉で説明できるようになり、講義で指定された練習問題を自分の力で解答できるようになることである。この二つの能力を修得することで、受講生は、専門的知識を活用して、マスメディアで議論される経済ニュースの内容を自分なりに理解できるようになると同時に、専門的知識に加えて練習問題の解答法を活用することで、公務員試験や編入学試験に対応できる専門性を身に付けることが可能となる。
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《授業方法》 |
アクティブラーニング活用 |
担当教員による解説と講義用スライドを参照しながら、配布された講義用プリントの空欄部分に適切な語句を記入すると共に、指定された練習問題にも解答する。受講生の理解を深めるために、適時、担当教員と受講生による質疑応答と指名回答が行われ、練習問題の解法解説もなされる。加えて、講義の復習とまとめとして、ミニッツペーパーを記入する時間が設けられる。なお、アクティブラーニングとして、質疑応答・指名回答・ミニッツペーパーが活用されている。
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《履修上の注意点》 |
講義内容を深く理解するためには、講義内容の予復習に加えて練習問題を自分の力で解くという地道な努力が必要である。
この講義には、グラフや数式を用いた解説や練習問題が含まれるので、難解だと感じる受講生がいることだろう。そうした受講生には、より丁寧な解説を行うので、講義の後やオフィスアワーを活用して、担当教員へ積極的に質問を行うこと。 本講義の受講後に経済購読IIを受講すると、マクロ経済学の理解が更に深まることだろう。 |
《卒業認定・学位授与の方針との関連性》 関連性 5(高い)― 1(低い) | |||||||||
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(1)基礎的学力 |
5
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(2)専門性 |
5
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(3)社会性 |
4
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(4)社会における実践力 |
4
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《評価方法》 | |||||||||
平常点
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20%
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毎回の講義終了時に提出するミニッツペーパー
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小テスト
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0%
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レポート
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0%
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定期試験
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80%
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持込不可の中間試験(30%)と期末試験(50%)
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その他
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0%
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ミニッツペーパーとは、受講生の理解を促すために課される双方向型ミニレポートである。受講生は、講義中に、講義のポイント・疑問点・質問等を記入して提出し、担当教員がコメントをつけて受講生に返却する。こうすることで、担当教員は受講生の理解度を確認しながら講義を進めることが可能となり、受講生は講義内容をより理解しやすくなる。
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《課題等へのフィードバック》 |
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ミニッツペーパーは、コメントをつけて返却する。
中間試験と期末試験は、希望者に対して、返却する。 |
《オフィスアワー連絡方法》 |
Office hours:水曜日12:10-13:00、金曜日12:10-13:00
※上記以外の時間に関しては、研究室に在室中であり対応可能であれば、随時、対応する。 ※確実な対応を希望する場合、Eメール等を通じて、事前にアポイントメントを取って下さい。 |
《担当教員の実務経験》 |
なし
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《備考》 |
講義はテキストに沿って進める為、毎回、持参するおくこと。
講義用資料を配布するので、A4サイズのクリアファイルも持参すること。 キーワード:三面等価の原則、GDPデフレーター、経済成長モデル、フィッシャー方程式、アナウンスメント効果、 フィッシャー効果、経常収支、IS-LM分析、名目賃金の下方硬直性、効率賃金理論、赤字国債、等。 |
《準備学習》 | |||
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週 | 授業内容 | 準備学習(予習・復習)、課題等 | 準備学習時間 |
1 |
<第一部:マクロ経済学が果たす役割とは> ガイダンス、 マクロ経済学の役割 ―マクロ経済学は何を解明するのか― |
事前学習として、テキストpp.1~16を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
2 |
経済の活動水準を測る ―三面等価の原則とは― |
事前学習として、テキストpp.17~32を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
3 |
物価の測り方 ―いつを基準にするのか― |
事前学習として、テキストpp.1~36を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
4 |
<第二部:経済はどのように成長するのか> 経済の成長Ⅰ ―ソロー・モデルとは― |
事前学習として、テキストpp.49~63を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
5 |
経済の成長ⅠⅠ ―何が経済成長を促進するのか― |
事前学習として、テキストpp.63~76を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
6 |
<第三部:貨幣は何故インフレを生むのか> 貯蓄と投資を結ぶもの―資金市場 ―利子率の果たす役割― |
事前学習として、テキストpp.77~96を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
7 |
貨幣と銀行 ―貨幣の意義と銀行の役目― |
事前学習として、テキストpp.97~110を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
8 |
インフレーション ―何がインフレをもたらすのか― |
事前学習として、テキストpp.111~124を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
9 |
中間試験 ―解答と解説― |
事前学習として、配布資料とテキストpp.1~124を読み返し、講義で指定された専門用語を自分の言葉で説明できるようにすると共に、講義で指定された練習問題を解答できるようにしておくこと。 自宅学習として、中間試験で出題された問題を解答できるようにすること。 発展学習として、理解が不足している箇所を、復習すること。 |
180分 |
10 |
<第四部:為替レートとは何か> 開放経済―海外との取引の描写 ―為替レートが海外取引に果たす役割― |
事前学習として、テキストpp.125~136を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
11 |
開放マクロ経済学 ―為替レートが国内経済に与える影響とは― |
事前学習として、テキストpp.137~150を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
12 |
<第五部:経済変動・失業・財政赤字> 短期の経済分析Ⅰ ―短期における総需要と総供給とは― |
事前学習として、テキストpp.152~168を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
13 |
短期の経済分析ⅠⅠ ―経済変動はいかにして起きるのか― |
事前学習として、テキストpp.168~188を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
14 |
失業 ―なぜ失業は生まれるのか― |
事前学習として、テキストpp.189~202を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |
15 |
財政赤字はいつまで続けられるのか ―基礎的財政収支とは何か― |
事前学習として、テキストpp.203~214を読むこと。 自宅学習として、テキストと配布資料を読み返し、講義で扱われた専門用語を、自分の言葉で説明できるようにすること。 発展学習として、講義で指定された練習問題を、解答できるようにすること。 |
180分 |