科目名 |
ヒューマン・コミュニケーション
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担当者名 |
佐藤 泰子
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授業方法 | 講義 | 単位 | 2 単位 | 時間 | 15 時間 |
必・選 | 選択 | 開講年次 | 1年 | 開講期 | 前期 |
《ナンバリング・履修条件・履修制限》 |
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特になし
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《履修が望ましい科目》 |
特になし
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《テキスト (教科書)》 |
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《参考書・参考資料等》 |
苦しみと緩和の臨床人間学 ―聴くこと、語ることの本当の意味―(晃洋書房)
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《テーマ》 |
他者と生きるヒューマンライフ
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《講義概要》 |
私たちが社会で生きていくとは、他者との関わりのなかを生きるということに他ならない。他者と生きることの意味を考える端緒として、他者理解、とりわけ他者の苦しみを理解する手立てを学習することから始め、人生における他者とのコミュニケーションの奥行きの深さを感じてもらいたい。卒業後幾多の苦悩と向き合わなければならない、その時にこの授業を思い出し生き抜いてほしい。授業のテーマそのものは哲学的課題であるが、実践に沿った講義をおこなう。
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《到達目標》 |
自己や他者の苦しみを構造的に理解することができ、他者の話しを聴くことの意味を理解する。それを基盤に豊かな人間関係を構築できる能力を身につける。また、社会生活に必要な最低限度の接遇を心得る。
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《授業方法》 |
アクティブラーニング活用 |
講義形式で進めるが、参考画像や動画を多く用いて講義内容の理解を深める。臨床応用できるように学生への質問等によって教員と学生との相互コミュニケーションの機会をもつ。また、授業内容を自らのこととして実感できるように質疑応答や学生同士のグループディスカッションを実践する。
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《履修上の注意点》 |
上記の参考書は、レポートに活用することが可能なので入手することが望ましい。
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《卒業認定・学位授与の方針との関連性》 関連性 5(高い)― 1(低い) | |||||||||
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(1)基礎的学力 |
5
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(2)専門性 |
3
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(3)社会性 |
5
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(4)社会における実践力 |
5
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《評価方法》 | |||||||||
平常点
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50%
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授業への参加度、参加態度をコミュニケーションシートによって評価します。
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小テスト
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0%
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レポート
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50%
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課題レポートで評価します。提出期日(最終講義日)を過ぎたものは受理できません。
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定期試験
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0%
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その他
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0%
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平常点と課題レポートで総合的に評価する。
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《課題等へのフィードバック》 |
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授業中に配布するコミュニケーションシートに記された疑問点などについて、次回授業の中で解説する。
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《オフィスアワー連絡方法》 |
授業の前後で、教室または非常勤講師室にて対応します。
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《担当教員の実務経験》 |
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《備考》 |
授業中の私語については減点の対象とします。
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《準備学習》 | |||
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週 | 授業内容 | 準備学習(予習・復習)、課題等 | 準備学習時間 |
1 |
オリエンテーション。コミュニケーションとは何か。他者理解とは何を理解することなのか。 |
予習は必要ないが、これまでの人生のなかで、自己と他者との関わりについて省みておく。 |
180分 |
2 |
聴くこと、語ることの本当の意味 |
『苦しみと緩和の臨床人間学 ―聴くこと、語ることの本当の意味―』(晃洋書房)を読んで理解しておく。 |
180分 |
3 |
苦しみの構造的理解(1)他者理解とは |
『苦しみと緩和の臨床人間学 ―聴くこと、語ることの本当の意味―』(晃洋書房)を読んで理解しておく。 |
180分 |
4 |
苦しみの構造的理解(2)発達心理からみる他者の存在とその意味 |
『苦しみと緩和の臨床人間学 ―聴くこと、語ることの本当の意味―』(晃洋書房)を読んで理解しておく。 |
180分 |
5 |
コミュニケーションの本質を知る |
授業内容を振り返り、自身の考えをまとめておく。 |
180分 |
6 |
苦しい人の心の状態・寄りそうコミュニケーションとは |
授業内容を振り返り、自身の考えをまとめておく。 |
180分 |
7 |
スピリチュアルペインとコミュニケーション |
授業内容を振り返り、自身の考えをまとめておく。 |
180分 |
8 |
ハンセン病への理解に向けたコミュニケーション |
ハンセン病について関心を向け、新聞等で情報を収集する。 |
180分 |
9 |
障がい者・性的マイノリティへの理解に向けたコミュニケーション |
障がい者・性的マイノリティについて関心を向け、新聞等で情報を収集する。 |
180分 |
10 |
障がい者への理解とコミュニケーション |
自分のなかにある偏見に目を向けてみることで自身の障がい者理解を省察する。 |
180分 |
11 |
精神医療の歴史にみる優生思想とコミュニケーション |
授業内容を振り返り、自身の考えをまとめておく。 |
180分 |
12 |
「居場所」の哲学(個と集団、集団とは何か) -被災者に学ぶ- |
地震などの被災地について情報を収集しておく。 |
180分 |
13 |
ストレスとコミュニケーション |
自分が感じているストレスとはどのようなものか考えておく。 |
180分 |
14 |
ビジネスマナー概論 |
不快に感じる他者の行為や言葉について考えてみる。 |
180分 |
15 |
コミュニケーション論 まとめ |
これまでの授業内容を復習しまとめる。 |
180分 |